小学3年生のJr.は、今はやりの「妖怪ウォッチ」が大好きで、話題もほとんどが、「妖怪ランク」「妖怪メダル」・・・と妖怪づくしでいささか閉口しております。
それでも、多少は話題を合わせるのが大人の対応と思って、オマージュというかパロディーというかただの節操のないパクリの元ネタの解説で会話を継続しています。
そういう意味では、解説のしようのないポケモンとかアンパンマンとかよりはまだましといえます。
今年の夏は、共通の話題作りということで太田美術館でやっていた「江戸妖怪大図鑑」という浮世絵の展覧会を家族で見に行きました。
Jr.の記憶とマッチングをとると、歌川国芳「相馬の古内裏」→水木しげる→妖怪ウォッチの「ガシャどくろ」という流れのようです。子どもようのゲームソフトにあまり射幸心をあおるようなキャラクターを出さないで欲しいものです。
妖怪ウォッチには「
土蜘蛛」という妖怪も出てきます。
私は知らなかったのですが、浮世絵界でも非常にポピュラーな存在で、古事記、日本書紀にも登場するキャラクターのようですが、たとえば、イザナギ、イザナミ、ヤマタノオロチといった記紀のキャラクターを直接引用することは、ゲームの世界では当たり前のことのようです。
京都には蜘蛛塚というものも残っているよう、源頼光、渡辺綱といった土蜘蛛退治キャラクターについても時間があれば調べてみたいですね。